Webデザインスクールは数多く存在し、それぞれ料金・カリキュラム・サポート体制が異なります。「どのスクールが自分に合っているか分からない」と迷う方は多いのではないでしょうか。
スクール選びで失敗しないためには、料金の安さだけでなく、学べるスキルの範囲と卒業後のサポートまで含めて比較することが重要です。高いスクールが必ずしも良いとは限りませんし、安いスクールにも優れた教材が揃っている場合があります。
この記事では、主要なWebデザインスクールを料金・カリキュラム・転職/副業サポートの3軸で比較し、目的別のおすすめも紹介します。自分に合ったスクールを見つける判断材料にしてください。

料金比較|安いものと高いもので5倍の差がある
まずは最も気になる料金から比較してみましょう。記事執筆時点での主要スクールの費用をまとめました。
| スクール名 | 費用(税込目安) | 受講形式 | 受講期間 |
|---|---|---|---|
| デイトラ | 約99,800円 | オンライン | 閲覧期限なし |
| テックアカデミー | 約174,900〜339,900円 | オンライン | 4〜16週間 |
| Famm | 約184,800円 | オンライン | 1ヶ月 |
| CodeCamp | 約198,000〜308,000円 | オンライン | 2〜6ヶ月 |
| SHElikes | 月額約16,280円 | オンライン+通学 | 月額制 |
| デジタルハリウッド | 約495,000円〜 | 通学+オンライン | 6ヶ月 |
最安のデイトラと最も高いデジタルハリウッドでは約5倍の価格差があります。ただし、料金が高いスクールほどカリキュラムが網羅的で、サポートが手厚い傾向にあります。自分の学習スタイルと予算に照らし合わせて選ぶことが大切です。

カリキュラム比較|学べるスキルの範囲が異なる
スクールによって、学べるスキルの範囲に大きな違いがあります。デザインだけを学ぶスクール、コーディングまでセットで学べるスクール、マーケティングまで網羅するスクールなど、方針はさまざまです。
デザインのみ
Fammは1ヶ月の短期集中でWebデザインの基礎を学ぶカリキュラムです。Photoshopやバナー制作が中心で、まずは「作れるようになる」ことにフォーカスしています。短期間でデザインスキルだけを身につけたい方に向いています。
デザイン+コーディング
テックアカデミー、デイトラ、CodeCampは、デザインとHTML/CSSのコーディングの両方を学べるカリキュラムを提供しています。実務ではデザインだけでなくコーディングもできるデザイナーの需要が高いため、就転職を目指すなら両方学べるスクールが有利です。
デザイン+マーケティング
SHElikesとデジタルハリウッドは、デザインに加えてマーケティングやディレクションのスキルも学べます。フリーランスとして独立したい方や、将来的にディレクターを目指す方におすすめです。
実務に必要なスキルセットは「デザインツール(Figma/Photoshop)+ HTML/CSS + ポートフォリオ」の3つです。この3つが揃ったカリキュラムのスクールを選ぶと、卒業後にスムーズに仕事を始められます。
転職・副業サポート比較|卒業後の支援が充実しているか
スクールで学んで終わりではなく、その先の仕事につながるかどうかも重要な比較ポイントです。各スクールのサポート体制をまとめました。
| サポート内容 | 対応スクール |
|---|---|
| 転職保証(条件付き全額返金等) | デジタルハリウッド(一部コース) |
| 副業案件紹介 | テックアカデミー |
| コミュニティ・仲間づくり | SHElikes |
| ポートフォリオ添削 | ほぼ全スクール対応 |
| 卒業生ネットワーク | デジタルハリウッド |
テックアカデミーの副業サポートは、実際にクラウドソーシングの案件を紹介してくれる仕組みがあり、初めての案件獲得のハードルを下げてくれます。デジタルハリウッドは卒業生のネットワークが強力で、転職時に先輩デザイナーからの紹介で仕事が決まるケースもあります。

目的別おすすめスクール
比較の結果をもとに、目的別のおすすめを紹介します。自分の目的に合ったスクールを選ぶことが、満足度の高いスクール選びにつながります。
コスパ重視ならデイトラ
約10万円の買い切りで、閲覧期限なし。教材の質が高く、自走力のある方にはこれ以上コスパの良いスクールはありません。ただしサポートは限定的なので、自分で調べて解決できる方向けです。
転職ならデジタルハリウッド
業界とのつながりが最も強く、卒業生ネットワークが転職に有利に働きます。費用は高めですが、厚生労働省の教育訓練給付金対象講座もあるため、条件を満たせば費用を抑えられます。
副業ならテックアカデミー
副業コースがあり、案件紹介まで含めたサポートが充実しています。完全オンラインで仕事と両立しやすく、現役メンターのサポートで挫折しにくいのも魅力です。
ママ・主婦ならFamm
シッター手配サービス付きで、子育て中でも受講しやすい設計。1ヶ月の短期集中でバナー制作のスキルが身につきます。卒業後のクラウドソーシング案件サポートもあります。
幅広いスキルを身につけたいならSHElikes
Webデザインだけでなく、ライティング・マーケティング・動画編集など幅広いコースが受け放題。月額制で始めやすく、コミュニティが活発なのでモチベーション維持にも効果的です。
口コミやSNSの評判だけでスクールを決めるのは危険です。人によって合う・合わないがあるため、必ず無料体験やカウンセリングに参加して、自分の目で確かめましょう。2〜3社比較するのがおすすめです。
よくある質問(Q&A)
Q. スクールの費用を安く抑える方法はありますか?
A. 厚生労働省の教育訓練給付金が最も効果的です。一般教育訓練給付金なら受講費の20%(上限10万円)、専門実践教育訓練給付金なら最大70%が支給されます。対象スクール・講座かどうかを事前に確認しましょう。
Q. オンラインと通学、どちらがおすすめですか?
A. 仕事や家事と両立するならオンラインが便利です。一方、通学型は強制力があるため挫折しにくく、講師に直接質問できるメリットがあります。自分の性格やライフスタイルに合わせて選びましょう。
Q. 受講期間はどれくらいが理想ですか?
A. 社会人の方には4〜6ヶ月のプランがおすすめです。1〜2ヶ月の短期集中型は学習時間の確保が難しく消化不良になりがちです。ただしFammのように短期集中に特化した設計のスクールであれば、1ヶ月でも十分な成果が得られます。
Q. スクール卒業後、すぐに仕事ができますか?
A. スクールで基礎を学んだ後、ポートフォリオを作り込む期間が必要です。卒業から仕事獲得までは1〜3ヶ月が目安です。IPA(情報処理推進機構)のIT人材育成情報でも、実践的な経験の重要性が指摘されています。
Q. 複数のスクールを掛け持ちするのはアリですか?
A. 基本的にはおすすめしません。一つのスクールに集中して学ぶほうが効率的です。ただし、スクールと独学(Udemyや書籍)を併用するのは効果的です。スクールで体系的に学びつつ、足りない部分を独学で補う使い方がベストです。
まとめ:目的に合ったスクールを選ぼう
- 料金は10万〜50万円超と幅広い。安いもの=悪いではない
- 実務には「デザイン+コーディング」が学べるスクールが有利
- 卒業後のサポート(転職保証・案件紹介・コミュニティ)も重要な判断基準
- コスパ→デイトラ、転職→デジハリ、副業→テックアカデミー
- 必ず2〜3社の無料体験に参加して比較してから決める
スクール選びは「高い=良い」ではありません。自分の目的と予算に合ったスクールを選ぶことが、学習の成功率を大きく左右します。まずは気になるスクールの無料体験やカウンセリングに参加して、自分に合うかどうか確かめてみてください。


