Webデザインを始めるなら、まず覚えておきたいのがFigmaです。ブラウザ上で動くデザインツールで、インストール不要、しかも無料プランで十分な機能が使えます。
Figmaは記事執筆時点で最も人気のあるデザインツールと言われており、フリーランスから大手企業のデザインチームまで幅広く採用されています。UIデザインはもちろん、Webサイトのデザインカンプ制作にも活用されています。
この記事では、Figmaを触ったことがない方でもすぐに使い始められるよう、基本的な使い方をステップごとに解説します。実際に手を動かしながら読み進めてみてください。

Figmaとは?特徴を整理
Figmaはブラウザ上で動作するデザインツールです。インストール不要で、Googleアカウントがあればすぐに使い始められます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 無料プランあり(個人利用なら十分) |
| 動作環境 | ブラウザ(Chrome推奨)/ デスクトップアプリ |
| 対応OS | Windows / Mac / Linux |
| 共同編集 | リアルタイムで複数人が同時編集可能 |
| 主な用途 | UIデザイン、Webデザイン、プロトタイプ制作 |
チームでリアルタイム共同編集できるのがFigma最大の特徴です。Googleドキュメントのように、同じファイルを複数人で同時に編集できます。デザイナー同士のコラボレーションはもちろん、クライアントにリアルタイムでデザインを見せながらフィードバックをもらうことも可能です。
Figmaのアカウント作成と初期設定
Figma公式サイトにアクセスし、「Sign up for free」からアカウントを作成します。Googleアカウントでの登録も可能です。
アカウント作成後、用途(個人利用 / チーム利用)を選択し、チュートリアルの案内が表示されます。初めての方はチュートリアルに沿って基本操作を確認してみましょう。5分程度で完了します。
基本操作を覚えよう
フレームの作成
デザインの「キャンバス」にあたるのがフレームです。画面上部のツールバーからフレームツール(ショートカット:F)を選び、プリセットからサイズを選択します。
よく使うフレームサイズ
- PC用:1440px幅(一般的なデスクトップ)
- タブレット用:768px幅(iPad等)
- スマホ用:375px幅(iPhone等)
まずはPC用の1440px幅のフレームを作成して、デザインを始めるのが一般的です。レスポンシブ対応が必要な場合は、PC用・スマホ用の両方のフレームを並べて作業します。
テキスト・画像の配置
テキストツール(ショートカット:T)で文字を入力できます。画像はドラッグ&ドロップで直接Figmaに配置可能です。サイズ変更や位置調整は直感的に操作でき、ガイドラインが自動表示されるので要素同士の間隔を揃えるのも簡単です。
テキストのフォント・サイズ・色は右側のプロパティパネルで変更できます。Googleフォントが標準で利用可能なので、日本語フォントの選択肢も豊富です。

コンポーネント
ボタンやカードなど繰り返し使う要素を「コンポーネント」として登録できます。一箇所を変更すれば、そのコンポーネントを使っている全箇所に変更が反映されます。
コンポーネントは効率的なデザインの要です。たとえば、ナビゲーションバーをコンポーネント化しておけば、全ページ共通のヘッダーを一度の修正で統一できます。デザインの一貫性を保ちながら、修正の手間を大幅に削減できます。
Auto Layout(オートレイアウト)を覚えよう
FigmaのAuto Layout機能は、CSSのFlexboxに似た考え方でレイアウトを組める機能です。要素を追加・削除しても自動で間隔が調整されるため、効率的なデザイン作業には必須の機能と言えます。
ボタンのテキストを変更しても、パディングが自動で調整されてボタンサイズが追従する。カード一覧に新しいカードを追加しても、自動で等間隔に並ぶ。こうした動的なレイアウト調整がAuto Layoutで実現できます。

プロトタイプ機能で動きをつける
Figmaにはプロトタイプ機能が搭載されており、画面遷移やアニメーションを設定できます。デザインを実際のサイトのように操作できるため、クライアントへのプレゼンやユーザーテストに活用できます。
設定方法は簡単で、要素同士をドラッグで接続するだけです。「ボタンをクリックしたら次の画面に遷移する」といった動きが、コードを書かずに実現できます。
Figmaの学習リソース
Figmaの学習には、以下のリソースが役立ちます。
| リソース | 特徴 | 料金 |
|---|---|---|
| Figma公式チュートリアル | 公式による体系的な解説。一番わかりやすい | 無料 |
| YouTube | 日本語の解説動画が多数。視覚的に学べる | 無料 |
| Udemy | 体系的なコースで深く学べる | 有料(セール時1,200円〜) |
まずはFigma公式サイトのチュートリアルから始めるのがおすすめです。MDN Web DocsのWeb技術情報も、HTMLやCSSとの連携を学ぶ際に参考になります。
Figmaは頻繁にアップデートされるため、古い情報の動画やブログ記事だと画面構成が異なる場合があります。学習リソースを選ぶ際は、できるだけ最新の情報を参照するようにしましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. Figmaの無料プランでどこまでできますか?
A. 無料プランでは、ファイル数3つまで、プロジェクト内のページ数3つまでという制限がありますが、デザイン機能自体には制限がありません。個人で学習や制作を行うぶんには十分な範囲です。
Q. PhotoshopやIllustratorとの違いは何ですか?
A. Figmaは主にUIデザイン・Webデザインに特化したツールです。写真のレタッチはPhotoshop、印刷物やロゴ制作はIllustratorが得意分野です。Webサイトのデザインカンプを作るならFigmaが最適です。
Q. デスクトップアプリとブラウザ版の違いはありますか?
A. 機能面での違いはほぼありません。デスクトップアプリのほうが動作が若干軽い場合がありますが、ブラウザ版でも快適に作業できます。好みで選んで問題ありません。
Q. Figmaで作ったデザインをそのままWebサイトにできますか?
A. FigmaのデザインをそのままWebサイトとして公開することはできません。別途HTML/CSSでコーディングする必要があります。ただし、Figmaのデザインを元にコードを自動生成するプラグインも存在します。
Q. オフラインでも使えますか?
A. デスクトップアプリ版であれば、一部の機能はオフラインでも使用可能です。ただし、共同編集やクラウドへの保存にはインターネット接続が必要です。
まとめ:Figmaは無料で始められる最強のデザインツール
- 無料プランで十分な機能が使える
- ブラウザベースでインストール不要
- リアルタイム共同編集が可能
- コンポーネントとAuto Layoutが効率化の鍵
- プロトタイプ機能でクライアントへのプレゼンにも活用可能
- 公式チュートリアルから始めるのがおすすめ
Webデザインを始めるなら、まずFigmaを触ってみることをおすすめします。無料プランで十分な機能が使えるため、コスト面の心配はありません。今日からブラウザを開いて、最初のフレームを作ってみてください。
参考:Figma公式サイト
参考:MDN Web Docs


